いろいろな数値が低迷する日本だが、有給休暇取得率もその一つだ。他国が90%以上が当たり前の中、ずっと5割近辺をうろうろしているから、もはや日本名物といっていいだろう。さて、このたび政府が新成長戦略の一環として、この有給取得率の引き上げを目指すらしい。既得権とぶつからず、労組にとってマイナスにならない政策に対する民主党のフットワークの軽さには驚くほかない。ただ、残念ながら、目標の達成は困難だろう。問題