「ミランのことは心に残っている。インテルは素晴らしいチームだ。サッカー界では決して何があるか分からない。イタリアや友人たちのことは恋しい。ミラノの街を自転車で回るのが恋しいよ」

元ミランのアレシャンドレ・パトのコメントだ。コリンチャンス経由で現在はサンパウロに所属する同選手は、『Sky Sport 24』のインタビューでイタリア復帰の可能性についてこう述べている。

「12月まではサンパウロとの契約がある。どうするかを決めるのは彼らだ。誰も僕と話していない。コリンチャンスが持つ保有権を買い取るかどうか、決めるのは彼らだよ。サンパウロには優先権がある。僕はここでうまくやっているんだ。でも、長期的な目標は以前のように、ミランのようなビッグクラブでプレーすることだ。チャンピオンズリーグに戻りたい」

パトはミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長や、その娘で自分の元恋人であるバルバラ代表取締役についても言及している。

「会長は世界で最も多くの勝利を収めた人だ。多くの勝利を手にしてきた。ミランは彼に感謝すべきだよ。彼は常にチームやクラブをそばで支えているんだ。サポーターは我慢しなければいけない。新たなパートナーたちが加わろうとしているのは知っている。でも、繰り返しておくよ。ミランはベルルスコーニと一緒にビッグに戻るはずだ。彼こそがミランの中心だからだよ。彼がミランから離れるなんて思わないな」

パトは9月2日で26歳になる。大舞台でたくさんの経験をしてきた彼だが、まだ若いのだ。欧州での冒険は負傷の多さで終わることになった。だが、ブラジルでパトのフィジカルは再び安定している。それでも、パフォーマンスはミランでの最初のころからかけ離れたものだ。直近のリーグ戦では29試合で9ゴール。現在のコパ・リベルタドーレスでは2試合で2得点。大きな復活とは考えられない数字だ。だが、その才能に変わりはない。誰が再びパトに賭けるだろうか?