2万円台の激安Windowsタブレットは何に使えるの?上手に使える6つのコツ
1月初旬、19,800円(税別)の激安Windowsタブレット「インテルはいってるタブレット2 Si02BF」を購入し、おおよそ2週間が経過した。
当初は「2万円だからどうせ使えないだろう」と思っていたのだが、それは大きな間違いだったと気づくのにそれほど時間もかからなかった。
この「インテルはいってるタブレット2 Si02BF」を始め、今年は2万円前後の激安Windowsタブレットが増えていくだろう。そうなると、「2万円だし、Windows(パソコン)だし、タブレット買おうかな」という人もふえることだろう。
しかしながら、パソコンやタブレットに限らず、使う用途がハッキリ決まっていないと、うまく使いこなせないというケースがよくある。
格安Windows タブレットは、「いったい何に使えるのか」を先にイメージしておくのが大事ではないだろうか。
そこで、筆者が19,800円(税別)の激安Windowsタブレットで何ができるのかを実際に検証し、「◎」「○」「△」などで印をつけてみた。
●安いながら意外とコイツ動くぞ
・ブラウザやメール : ◎
これは問題なく使うことができた。あらかじめ入っているInternet Explorer(IE)もそうだが、別途ダウンロードしたFirefoxやGoogle Chromeもノートパソコンと同じように動作させることができた。
・ネット動画 : ○
ここでいうネット動画は、YouTubeやHuluなどのことだ。これらはInternet Explorer(IE)では問題なく動作し、YouTubeではフルHD以上の4K動画も滑らかに再生した。ただ、Google Chromeなどのブラウザではカクカクしてしまうケースもあった。ネット動画はIEで視聴するのが良さそうだ。
・Officeの利用 : ○
筆者が購入したような2万円のWindowsタブレットにはMicrosoft Officeがついていないケースも多い。ここは注意しておきたポイントだ
筆者は幸いにもOffice 365を契約しているためMicrosoft Officeを別途ダウンロードすることができた。もしOfficeを使いたいのであれば、Windows タブレットにOfficeが入っているかどうかあらかじめ確認しておこう。
なお、OfficeはWordやExcelの基本的な利用については問題なく動作するが、PowerPointでアニメーション利用には待たされることもあった。負荷が大きな作業には向かないかもしれない。
・PDF文書の閲覧 : ◎
企業や学校、またはメーカーでの説明書などに利用されるPDFは、データ量も小さく作られているため軽快に動作することが確認できた。タブレットを片手に持ってPDF資料を閲覧する使い方には良さそうだ。
・ブラウザゲーム : ○
人気を博している「艦これ」を代表とするネットブラウザを使って遊ぶゲームはどうだろうか。さすがに最新パソコンと比較するとややもたつきを感じるものの、十分に遊ぶことができるレベルだと感じた。
・ダウンロード型ゲーム : △
ここでいうダウンロード型ゲームというのは、専用ソフトをダウンロードして遊ぶゲームだ。これらは大きな差がある。小説を読むように進めていくノベルゲームというジャンルであれば問題なく動作する。
しかし3Dポリゴンやアニメーションを多用するゲームは極めて厳しいと言わざるをえない。また、大人数でのオンラインRPG(MMO RPG)も処理が追いつかず厳しいという印象だ。
以上のように、ダウンロード型ゲーム以外に関しては快適に動くという結論を得るにいたった。
●ビジネス向けには問題なしだがゲーム用途にはパワー不足
格安Windowsタブレットは、結論としては、Officeの利用やメール、ブラウザの利用といったビジネス中心の使い方であれば問題無さそうだ。特にiPadやAndroidタブレットとは違い、Windowsタブレットはそのままパソコンと同じアプリや操作ができる点が便利だ。純正のOfficeがそのまま使えるほか、Outlookなども使えるため非常に使い勝手が良い。
PDFなどの資料の持ち歩きや、WordやExcelの編集、出先でのメール返信といったビジネス向けに最適なタブレットだろう。
しかしながら、ゲーム目的となると一転する。どうしても安価マシンは、パワー不足となる。快適に動くのは「艦これ」などのブラウザゲームが中心となるだろう。さすがに2万円ほどのパソコンで3D表示バリバリのオンラインゲームを快適にプレイしようとするのも無理があるのかもしれない。
さらにもう一点気になったのはバッテリーの持ちだ。
今回筆者が購入した格安Windows タブレットは、iPadやAndroidタブレットと比較してバッテリーの消費が激しかった。iPad mini 3の連続利用時間は10時間に対して、筆者の利用したSi02BFは5時間程度と短い仕様だったことも要因だろう。ほかのWindows タブレット製品は、バッテリー持ちが8〜10時間の製品もあるので、このあたりも購入時のチェックポイントの一つだろう。
対策としては、iPadやAndroidタブレットのようにモバイルバッテリーで充電ができるので、外出先や屋外でWindowsタブレットを利用する人はモバイルバッテリーを用意しておくとよいだろう。
・Si02BF製品情報|株式会社シアル
布施 繁樹
当初は「2万円だからどうせ使えないだろう」と思っていたのだが、それは大きな間違いだったと気づくのにそれほど時間もかからなかった。
この「インテルはいってるタブレット2 Si02BF」を始め、今年は2万円前後の激安Windowsタブレットが増えていくだろう。そうなると、「2万円だし、Windows(パソコン)だし、タブレット買おうかな」という人もふえることだろう。
しかしながら、パソコンやタブレットに限らず、使う用途がハッキリ決まっていないと、うまく使いこなせないというケースがよくある。
格安Windows タブレットは、「いったい何に使えるのか」を先にイメージしておくのが大事ではないだろうか。
そこで、筆者が19,800円(税別)の激安Windowsタブレットで何ができるのかを実際に検証し、「◎」「○」「△」などで印をつけてみた。
●安いながら意外とコイツ動くぞ
・ブラウザやメール : ◎
これは問題なく使うことができた。あらかじめ入っているInternet Explorer(IE)もそうだが、別途ダウンロードしたFirefoxやGoogle Chromeもノートパソコンと同じように動作させることができた。
・ネット動画 : ○
ここでいうネット動画は、YouTubeやHuluなどのことだ。これらはInternet Explorer(IE)では問題なく動作し、YouTubeではフルHD以上の4K動画も滑らかに再生した。ただ、Google Chromeなどのブラウザではカクカクしてしまうケースもあった。ネット動画はIEで視聴するのが良さそうだ。
・Officeの利用 : ○
筆者が購入したような2万円のWindowsタブレットにはMicrosoft Officeがついていないケースも多い。ここは注意しておきたポイントだ
筆者は幸いにもOffice 365を契約しているためMicrosoft Officeを別途ダウンロードすることができた。もしOfficeを使いたいのであれば、Windows タブレットにOfficeが入っているかどうかあらかじめ確認しておこう。
なお、OfficeはWordやExcelの基本的な利用については問題なく動作するが、PowerPointでアニメーション利用には待たされることもあった。負荷が大きな作業には向かないかもしれない。
・PDF文書の閲覧 : ◎
企業や学校、またはメーカーでの説明書などに利用されるPDFは、データ量も小さく作られているため軽快に動作することが確認できた。タブレットを片手に持ってPDF資料を閲覧する使い方には良さそうだ。
・ブラウザゲーム : ○
人気を博している「艦これ」を代表とするネットブラウザを使って遊ぶゲームはどうだろうか。さすがに最新パソコンと比較するとややもたつきを感じるものの、十分に遊ぶことができるレベルだと感じた。
・ダウンロード型ゲーム : △
ここでいうダウンロード型ゲームというのは、専用ソフトをダウンロードして遊ぶゲームだ。これらは大きな差がある。小説を読むように進めていくノベルゲームというジャンルであれば問題なく動作する。
しかし3Dポリゴンやアニメーションを多用するゲームは極めて厳しいと言わざるをえない。また、大人数でのオンラインRPG(MMO RPG)も処理が追いつかず厳しいという印象だ。
以上のように、ダウンロード型ゲーム以外に関しては快適に動くという結論を得るにいたった。
●ビジネス向けには問題なしだがゲーム用途にはパワー不足
格安Windowsタブレットは、結論としては、Officeの利用やメール、ブラウザの利用といったビジネス中心の使い方であれば問題無さそうだ。特にiPadやAndroidタブレットとは違い、Windowsタブレットはそのままパソコンと同じアプリや操作ができる点が便利だ。純正のOfficeがそのまま使えるほか、Outlookなども使えるため非常に使い勝手が良い。
PDFなどの資料の持ち歩きや、WordやExcelの編集、出先でのメール返信といったビジネス向けに最適なタブレットだろう。
しかしながら、ゲーム目的となると一転する。どうしても安価マシンは、パワー不足となる。快適に動くのは「艦これ」などのブラウザゲームが中心となるだろう。さすがに2万円ほどのパソコンで3D表示バリバリのオンラインゲームを快適にプレイしようとするのも無理があるのかもしれない。
さらにもう一点気になったのはバッテリーの持ちだ。
今回筆者が購入した格安Windows タブレットは、iPadやAndroidタブレットと比較してバッテリーの消費が激しかった。iPad mini 3の連続利用時間は10時間に対して、筆者の利用したSi02BFは5時間程度と短い仕様だったことも要因だろう。ほかのWindows タブレット製品は、バッテリー持ちが8〜10時間の製品もあるので、このあたりも購入時のチェックポイントの一つだろう。
対策としては、iPadやAndroidタブレットのようにモバイルバッテリーで充電ができるので、外出先や屋外でWindowsタブレットを利用する人はモバイルバッテリーを用意しておくとよいだろう。
・Si02BF製品情報|株式会社シアル
布施 繁樹