宗教施設に潜伏していた？野々村元県議がついに書類送検へ
日本だけでなく、世界中に報じられた“号泣会見“で物議を醸した野々村龍太郎元県会議員（48）が、政務活動費から不自然な支出を繰り返していた問題で、兵庫県警は詐欺容疑などで書類送検する方針を固めたことがわかった。12月3日、NHKが報じた。領収書に加筆した二百数十万円について、ウソの報告をして活動費をだまし取った疑いが強まったとしている。
野々村元議員は「カネを返したくなかったので『政務活動費の手引き』を読み、規則に抵触しないよう考えた」と答えているそうだが、7月1日に行ったあの歴史的“号泣会見”のインパクトは現在も尾を引いているようで、ネット上でも話題になっている。
「当然だ！ 天誅！！！」
「きたか！」
「ついに野々村元議員も犯罪者か」
「ようやくののちゃんの近況が漏れ聞こえてきたわ」
「この期に及んで件の号泣会見の映像しかニュースに流さないNHK・・・」
などと、ネット民たちも彼の登場を熱く見守っているようだ。また中には「残念ながら『流行語大賞』取れませんでしたね…」という12月1日に行われた『2014ユーキャン新語流行語 大賞』で入選も叶わなかったことについての呟きも目立っている。
宗教団体の宿泊施設に潜伏していた？2011年の兵庫県議選挙で初当選した野々村元議員。それまでは4回の落選を経験し、常に同行してくれた母親と二人三脚な選挙活動を経て「5回目の正直」と最下位の当選を果たした苦労人でもある。近所でも評判の親子仲で、議会の傍聴席に両親を呼んだり、県のイベントなどにも同席させたりなど、議員としても珍しい存在だったらしい。
7月の会見後には、同月11日に県議員を辞職、18日に政務活動費1834万円を一括で返金し、その後の行方は謎とされていた。しかし、本サイト上では他メディアに先駆けて11月に追跡記事を配信していた。
潜伏先とされているのは「奈良県に本部が置かれている有名宗教団体の宿泊施設」で、少なくとも世間の目からは完全に逃れていたものの、結局、警察の捜査には白旗を揚げたかっこうだ。
「政務活動費が議員活動全体に比較すれば小さいことと」
こう会見で発言していた彼に果たして、再び活躍できるチャンスが巡ってくるのだろうか？ 自分は運が悪かっただけ、と開き直ってはほしくないものだが。
（文／一樹守）
