Googleアカウント情報が流出!? パスワードの変更と2段階認証のススメ

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先日、約500万件ものGoogleアカウント情報が流出したと海外メディアが報じた。今回の流出は、実際、利用可能であったものは2%に満たないという情報もある、日本国内の利用者が該当者になるケースは低いようだ。しかし、そうは言っても、自分のID・パスワードが流出してないといいきれないので気持ち悪いと言えば気持ち悪い。

どうせだからこの際、今一度パスワードを設定し直してはどうだろうか。

●Googleアカウントのパスワード変更方法
本来、パスワードというものは、定期的に変更した方がいいとされているが、なかなかできていないというのが現実だ。最初にアカウントを作成した時から、まったく変更していないという人は、この機会に変更方法を覚えておこう。


【画面02】

Googleにログインした状態で、右上のアイコンをクリックし、[アカウント]をクリックする。


【画面03】

セキュリティ]タブをクリックし、[パスワードを変更]をクリックする。


【画面04】

[現在のパスワード]を入力し、新しいパスワードを設定したら、[パスワードを変更]をクリックする。これで変更は終了だ。

このように、変更自体は非常に簡単なので、ぜひ実行しておこう。

●2段階認証でさらなるセキュリティアップ
パスワードを変更しても、実はこれだけでは安心とは言えない。アカウント情報は、いつまた流出するか分からないからだ。パスワードを変更する前にアクセスされてしまえばおしまいだ。そこでオススメなのが2段階認証。設定すると、新規に他のパソコンやスマホから最初にログインする際、自分が今手にしている携帯端末に送られる「確認コード」の入力が必要となる。これは最初の認証の時にだけ正しいコードを入れる必要があるが、2度目からはコード入力ナシで今まで通り使える。

つまり、他の人が自分のIDやパスワードを手に入れても、コードを知る手段が無いので、グッとセキュリティが強化されるというわけだ。
では、さっそく設定してみよう。


【画面05】

先ほどのセキュリティ画面で、[2段階認証プロセス]の[設定]をクリックする。


【画面06】

2段階認証の簡単な説明が表示されるので確認する。設定を開始するには、右側の[設定を開始]をクリックする。


【画面07】

認証コードを受け取る携帯のメールアドレスを設定し、コードの受け取り方法を選択したら、[コードを送信]をクリックする。


【画面08】

確認コードの受け取り先に指定した携帯電話宛に、6桁の認証コードが送信される。送られたコードを入力すれば設定完了。


【画面09】

Googleアカウントにログインしようとすると、確認コードを入力するよう求められるようになる。

ログインするのに認証コードが必要になるのは面倒くさいと思うかもしれないが、特定のパソコンではコード入力を省略するように設定できる。普段利用しないパソコンからのアクセスがあった場合のみ、コードが必要になるというわけだ。これならば安心だ。

パスワードを変更した際の注意
Googleアカウントは、Googleのさまざまなサービスでアカウントの情報を同期している。パスワードの変更をした場合、他のサービスでは同期が取れなくなってしまい、エラーとなってしまうことがある。

Google Chromeでは、右上の3本線のアイコンが赤く表示されるので、クリックして[もう一度ログインする]を選択して、新しいパスワードで再ログインすることで解決できる。Androidのスマートフォンやタブレットを利用している人は、通知されたエラーを開き、新しいパスワードを入力しよう。これで今まで通り同期が取れるようになる。

パスワードの変更や2段階認証は、自分の個人情報を守る大切な設定だ。そろそろ、面倒だからと放置せずに、きちんと設定するようにしよう。