今月17日、バレンシアとの親善試合に出場したミラン・本田圭佑は前半26分にフリーキックを決め、存在感を示した。

すると、23日放送、日本テレビ「Going! Sports&News」では「本田絶妙FKで評価上昇 絶賛&酷評真相は!?」と題し、相手ゴールキーパー、ディエゴ・アウベスに行ったインタビューの模様を伝えた。

「本田とは以前、ブラジル代表で対戦していたのでいいキッカーだと知っていた。試合後ロッカールームでチームメイトと“日本にはいい選手がいてボール回しがすごい速かった”と話したよ。将来日本は強豪とも競い合えるだろうと」。

2012年10月、ブラジル代表GKとして日本代表と対戦しているアウベスは本田の印象をこう語ると、そのフリーキックについて言葉を続けた。

「距離はあったが、本田のキックは素晴らしく強く方向も正確だった。強烈なシュートだったからボールに追いつくことができなかった。僕がプレーするスペインでは、Cロナウドやメッシ、他にも優れたキッカーがいる。試合に出る時はセットプレーが出来るキッカーを見極めている。だから、あの試合ではミランの中で本田が危険な選手と思っていた」。

本田を警戒していたというアウベスだったが、フリーキックの裏には「ミランが私の前に6人の選手を配置してきたから、ボールが飛んでくるところが見えなかった」とも――。本田と他の6選手による連携も功を奏した。

それでもアウベスは本田のキックを改めて絶賛する。「このプレーをするためにはまず本田のようないいキッカーが必要だ。チームの連携でキーパーの視界を遮る。頭脳的でパーフェクトなプレー」と語った。