チェルシーFWサミュエル・エトーが、古巣インテルへの復帰に扉を開けた。インテルのサポーターたちが、黄金の夢を見ながら眠りにつけるようにするかのように…。

インテルの3冠の立役者の一人は、18日のチャンピオンズリーグ・ガラタサライ戦で、大会通算30ゴール目となる得点を挙げ、ロベルト・マンチーニ監督が率いるガラタサライを敗退へと追いやった。その試合後、インテル復帰について聞かれると、笑顔になって答えている。

「ここではいつもあなたのインテル移籍が噂されますが、復帰を望んでいるというのは本当ですか?」と振られると、エトーは「もちろんさ。モラッティから連絡があればね」と返答した。

今のインテルの会長はマッシモ・モラッティではなく、エリック・トヒルだ。それでも、エトーは「ノー、ノー。モラッティはいつもいるよ」とコメント。さらに笑顔になった。悪く考えると、まるですでに2人がコンタクトを取っているかのようだ。

ジョゼ・モウリーニョ監督の話題を呼んだ発言は別にして、エトーは現在32歳であり、トヒル会長が考える選手の年齢には即さない。だが、そのトヒル会長はすでにネマニャ・ヴィディッチを獲得した。彼もベテランだ。そして、また別の例外があるかもしれない。

エトーは今でもまだハイレベルな争いができることを示している。30試合で10得点、マンチェスター・ユナイテッド相手にハットトリックだ。この夏、インテルは長いことエトーを追っていた。その笑顔から考えると、エトーの心にはまだインテルがあるのかもしれない。そもそも、家族はまだミラノに住んでいるのだ。