トヨタ自動車は、2013年3月期の取締役13人と監査役7人の報酬総額(役員賞与を含む)を、前期と比べて27.6%増の15億2700万円とする。6月14日に開く定時株主総会の招集通知資料で明らかにした。このうち、取締役13人の報酬総額は12億8000万円で、1人あたり平均は9846万円。業績の大幅な改善を受けたもので、前年の平均約4400万円(取締役27人)からほぼ倍増した。

13年3月期は、円安の進行で輸出採算が回復。北米・アジア市場での販売も拡大したため、連結営業利益が前期比3.7倍の1兆3208億円と急増した。国内事業の業績を反映する単独営業利益も5年ぶりに黒字転換したこともあり、役員報酬を増やしたようだ。