パリ・サンジェルマン(PSG)のレオナルドSD(スポーツディレクター)が、カルロ・アンチェロッティ監督がレアル・マドリーへ行くために退任を申し出たことを明らかにした。だが、レオナルドSDは同監督続投の希望を失っていない。フランス『レキップ』で、レオナルドSDはこう話している。

「カルロはマドリッドへ行くために手放すようにと求めてきた。だが、我々は彼が残ることを望んでいる。決定は一切下されていない。我々はカルロの話を聞いた。どうなるかを見てみなければいけない。彼の残留が優先であることに変わりはないよ。我々はほかの監督とまったく接触していない」

19日午後には、リーグアンの放映権を持つカタール『BeIN Sport』がツイッターで、「アンチェロッティ監督は来季のPSGの指揮官ではなくなる。彼はナセル・アル=ケライフィ会長やレオナルドSDと会い、1時間以上話した」と報じていた。

PSGは18日のリーグアン第37節でスタッド・ブレストに3−1と勝利しているが、この試合が多くの人にとって別れのゲームとなったかもしれない。その一人がアンチェロッティ監督だ。試合後、同監督は48時間以内に自身の今後を明確にするとし、次のように話していた。

「日曜から月曜にかけて、会長とミーティングをする。すべてを話し合い、検討するだろう。観客が私に続投を求めていたのを耳にした。私にとっては感動的なことだったよ。サポーターの愛情は決断を下す上での助けとなるかもしれない」