「僕はモウリーニョに投票した。彼に連絡して、そう言ったよ。何が起きたのか、分からない」。

レアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督とともにインテルで3冠を達成したナポリFWゴラン・パンデフが、同監督の発言で起きた騒動に言及した。モウリーニョ監督は2012年のFIFA年間最優秀監督賞の選出について、不正があったと主張している。

パンデフはマケドニア代表のキャプテンとして、投票の権利を行使している。FIFAで発表されたリストによると、パンデフは受賞したスペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督を1位とし、次にマンチェスター・シティのロベルト・マンチーニ監督、3番目にボルシア・ドルトムントのユルゲン・クロップ監督に投じたことになっている。

だが、授賞式から2カ月半、パンデフは『Sexta』のインタビューで、「モウリーニョは悲しんでいたよ。ここでおかしなことが起きているということは、誰もが知っている。でも、僕らに変えることはできない。僕にも、モウリーニョにもね」とこれを否定した。

また、ガボン代表を率いるポルトガル人のドゥアルテ監督も、「投票用紙が私の元に届いたのは、締め切られた後になってからだった」と話している。

つまり、モウリーニョ監督はFIFAに対する攻撃に2人の味方を得たことになる。そのFIFAは、「公表されている投票結果は正しい」と反論している。一方、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツは、「彼は賞に値する」と、デル・ボスケ監督の受賞は妥当だったと話した。