リスクは冒さない方が良い。ジョルジョ・キエッリーニはイタリア代表のキャンプを後にし、ユヴェントスへと戻った。同選手は21日に行われるブラジルとの国際親善試合、26日に行われるマルタとのワールドカップ予選を欠場する。

キエッリーニは両足首に問題を抱えており、少なくともバイエルン・ミュンヘンとのチャンピオンズリーグ準々決勝の2試合のうち1試合に出場できるのを願い、万全の治療をするためにトリノへと戻ることになった。

イタリア代表のチームドクターであるエンリコ・カステッラッチ医師は、「私はあまり楽観していなかった。だが、マルタ戦に間に合うことを期待していのだが。彼のコンディションは良くなったし、治療の効果は出ているが、ジョルジョはクラブでの治療を続ける方が良い」と話している。

キエッリーニはEURO2012で筋肉のケガを負いながらもプレーし、肉離れを悪化させ、ユヴェントスはこれをよく思わなかった。その過去の経験が勝ったのだ。

20日午前の練習には、DFイニャツィオ・アバーテも参加しなかった。同選手は内転筋の痛みを訴えており、念のために休んだのだ。ブラジル戦では、少なくとも先発することはないだろう。

また、カステッラッチ医師はフィレンツェに到着したFWジュゼッペ・ロッシについても、「彼がここにいたら、私もすごくうれしかったのだが。彼は素晴らしい青年だ。悲劇的で不運な時期を過ごした。彼は誰もが知るジュゼッペ・ロッシに戻るはずだ。私はそう確信している」とコメントしている。

チェーザレ・プランデッリ監督はミニゲームで、手持ちのカードをミックスさせた。先発と思われるメンバーは、4-3-1-2で、ジャンルイジ・ブッフォン、クリスティアン・マッジョ、アンドレア・バルザーリ、レオナルド・ボヌッチ、マッティア・デ・シリオ、アンドレア・ピルロ、クラウディオ・マルキージオ、エマヌエレ・ジャッケリーニ、マリオ・バロテッリ、パブロ・オスバルドがプレーしている。

もう一方は12人の4-3-4という変則の形で、フェデリコ・マルケッティ、アントニオ・カンドレーヴァ、アンドレア・ラノッキア、ダヴィデ・アストーリ、ルカ・アントネッリ、アンドレア・ポーリ、リッカルド・モントリーヴォ、アレッサンドロ・ディアマンティ、アレッシオ・チェルチ、セバスティアン・ジョヴィンコ、アルベルト・ジラルディーノ、ステファン・エル・シャーラウィがプレーした。