元ノルウェー代表FWジョン・カリューが、セリエAでプレーすることはなかった。少なくとも現時点で、FWディエゴ・ミリートの代役としてインテルでプレーすることはない。同選手はメディカルチェックをパスすることができず、イタリアを後にすることとなる。

27日からトライアルが始まる予定だったが、同選手はインテルの練習場アッピアーノ・ジェンティーレに姿を現すこともなかった。現地時間18時ごろ、インテルはクラブの公式サイトで、次のように発表している。

「高いプロ意識で対応してくれたジョン・カリューに感謝の意を表したい。しかし、彼の現時点でのフィジカルコンディションは中長期の個別トレーニングを必要としており、クラブの要求を満たすものではない」

インテルはミリートの代役を探し続けるだろうが、今季中にその選手が加わることは難しいだろう。一方、カリューはノルウェーのサイト『Sport.bt.no』で、次のように話している。

「インテルと話し、この可能性を検討する機会を持てたことをうれしく思っている。問題はフィジカルやアスレチックテストに関するものではなかった。単純に、すぐにトップフォームになれないだろうということだったんだ。インテルが望んでいたのはそれだった。でも、僕がベストの状態になるにはしばらくかかる。時間を無駄にするためにここへ来たのではない。この機会があったことを誇りに思っているし、今後ピッチに戻る可能性は排除しないよ。今はほかのプロジェクトについて考える」