スポーツの競技人口ってどんなのが多いの?
日本では野球やサッカーといったスポーツが人気ですが、実は競技人口で見ると、上位ではなかったりします。では、日本国内ではどんなスポーツが競技人口が多いのでしょうか? また、世界ではどうなのでしょうか?
■日本国内で競技人口が一番多いスポーツは?
スポーツ財団が調査した結果によると、日本国内でのスポーツ競技人口(実施人口)で一番多いのは、実は「ウォーキング」なのです。「それってスポーツなの?」と思う人もいるかもしれませんが、日本ではウォーキングは立派なスポーツとして認められており、競技人口(実施人口)は2,000万人以上と言われています。
次に多いのが「ボウリング」で約1,900万人、第3位は「水泳」で約1,300万人となっています。
以下、
第4位 ゴルフ……約1,200万人
第5位 バドミントン……約930万人
第6位 卓球……約900万人
と続き、ようやく第7位で「サッカー」、第8位で「野球」が登場します。サッカーは約750万人、野球は約730万人となっています。団体競技での競技人口で考えると、サッカーは1位、野球は2位となりますが、単純に競技人口(実施人口)だけで見ると、そこまで上位ではなかったりするのですね。
ちなみに、「バレーボール」は約650万人で第10位、「バスケットボール」は約570万人で第11位となっています。
■世界全体ではどんなスポーツの競技人口が多い?
世界全体では、世界スポーツ連盟に登録されている数字だけを参考にするならバスケットボールの競技人口が一番多いとされています。世界バスケットボール連盟に登録されている競技人口は約4億5,000万人。サッカーは約2億5,000万人なので、大きく離されていますね。
それ以外の有名スポーツでは、テニスが約1億人、ラグビーは意外に少なく約2,000万人、といったデータが出ています。
ただ、調査機関によっては、サッカーが1位だったり、バスケットボールが4位だったりするので、どこに基準を置くかで競技人口が変わったりする場合が実はあります。もし日本と同じようにウォーキングをスポーツとして考えて集計したとなれば、すさまじい数字になるでしょうね。
ちなみに、イギリス発祥のフィールドスポーツのクリケットは競技人口がサッカーに次ぐ、世界でも有数の競技人口を持つスポーツだと言われています。が、実はこれは「クリケットは人口が12億万もいるインドで人気なのだから競技人口も多いはず」と推測で作られた競技人口だったりします。
こうした競技人口で見てみると、その競技のパワーバランスというのが見て取れたりするのでけっこうおもしろいですよ!
(高橋モータース@dcp)