自営業はもちろん、会社員でもOK! 老後の備えをしつつ所得税を減税する方法 〜個人型401kの魅力(1)〜

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年収400万円なら投資額の15%が節税に!掛け金全額が控除され、所得税を大幅に減らせる方法を教えます!

退職金や年金を前倒しでもらうなんて愚の骨頂!

 「401kなんて面倒くさいし、自分で運用するなんて絶対に無理!」

 勤め先の企業が401kに加入していても、「前払い」を選んで月々の給料として掛け金を受け取っている人は、すでにかなりの損をしている。

 なんといっても、401kの最も大きなメリットは所得控除。

 企業型や個人型の種類別などによって、掛け金の上限は異なるが、掛け金の全てが所得控除扱いになる。企業型ならば最大61万2000円(企業年金がない場合)、さらに個人型で自営業ならば国民年金基金等の掛け金と合わせて最大81万6000円が控除の対象となる。

 もし、月額1万8000円×12カ月で、年間21万6000円投資した場合、年収400万円で節税額(所得税+住民税)は年間で約3万2000円。投資した額の15%は節税できるのだ。年利15%で回せる商品なんて他にはないだろう。

 「よく老後の年金の足しにと掛けている人が多い個人年金保険の控除額の上限はわずか4万円(平成23年末までの契約は5万円)。これと比べても控除額の大きさがいかに魅力的かわかるでしょう」とファイナンシャル・リサーチ代表の深野康彦さん。

 また、ファイナンシャル・ウィズダム代表の山崎俊輔さんも次のように強調する。

 「寄附金控除など様々な所得控除はありますが、自分の老後資金を貯めるための積み立てなのに、現役時代にこんなに所得控除がつくのはものすごく有利なこと。同じ月1万円でも、税金等を引かれる前のお金を丸々積み立てに回すことができるメリットは思った以上に大きいのです」

(文/編集部、イラスト/野村俊夫)

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