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東北大学は、リアルタイムで日本の少子化の状況がわかる「子ども人口時計」のサイトを公開した。先日当サイトでも報じたとおり、日本の総人口に占める子どもの割合は、38年連続で低下している。

「子ども人口時計」を見ると、およそ100秒に1人の速さで子どもが減少していることがわかる。このまま将来を推計すると、およそ36万5000日後には日本の子ども数が1人なってしまう。これは西暦3011年5月にあたり、要するにちょうど1000年後には、日本の子どもはゼロになる、という計算だ。

「子ども人口時計」は、総務省統計局の発表の過去1年間の日本の子ども数の変化を基準に、現在の変化率のまま、日本の少子化が継続・進行した場合に、日本の子ども数が1人になってしまうまでの残された時間をリアルタイムで表示するシステムである。

加齢経済学を専門とする東北大学経済学研究科の吉田研究室では、「少子化問題の重要さが、漠然と受け止められている」ことを憂慮、急速に進行する少子化に対して一刻も早く効果的な対策を打ち出す必要を強く印象付けることが、このサイトの目的であるという。

子ども人口時計