工藤静香、『ジョン・カーター』絵画コンクールで作品発表
 今から100年前の1912年に発表されて以来、『スター・ウォーズ』や『アバター』など数々の大作映画に影響を与えてきたといわれるエドガー・ライス・バローズの伝説的小説「火星のプリンセス」。同作を原作に、ウォルト・ディズニー生誕110周年を迎えた今年、映像化不可能と言われた夢を実現した映画『ジョン・カーター』が、4月13日に2D・3Dで同時公開。27日には、映画の舞台となる未知の惑星“バルスーム”を描く絵画コンクールの授賞式が朝日新聞・読者ホールにて行われた。

 コンテストでは、画家としての活躍も広く知られているアーティストの工藤静香が、特別審査員として多くの候補作品の中から「特別審査員賞」と「最優秀賞」ほか各賞の選考に加わり、本授賞式にもプレゼンターとして出席。客席から大きな拍手に迎えられる中、登壇した工藤は「今回、たくさんの応募がありましたが、力強い作品が多く、選ぶのが難しかったです。」と選考の苦労を語った。

 工藤は「特別審査員賞」と「最優秀賞」の受賞者への贈呈を行い、名前が呼ばれてステージに上がる緊張気味の受賞者をあたたかく出迎えると、笑顔で「とっても力強くて素敵な絵でした。どうもありがとう!」と祝福の言葉と賞状を読み上げ、賞品目録と共に手渡した。受賞者は感激の様子で、特別審査員賞に輝いた3才の女の子が緊張のため言葉が出ないと、工藤は優しく話しかけ、会場中が和やかな雰囲気に包まれた。

 最後に「私も絵が大好きなので、色と色を合わせる時に、皆さんビックリするような色使いをしていて私も刺激を受けました。最優秀賞は絵が力強くて映画に出てくる“バルスーム”のイメージも、素晴らしい創造力で色使いも良くて、みんなで選びました。」と感想を述べた。また、工藤が“バルスーム”の世界観を描いた絵画も発表し「今回は『ジョン・カーター』の原作の『火星のプリンセス』をイメージして絵を描きました。赤い色を入れたり、砂を使ったり、自分なりにイメージして描いてみました。映画は、もちろんご家族みなさんで楽しんでいただける作品で、ロマンスあり、アドベンチャーもあって、勇気をもらえるとても楽しい映画です。ご家族や、恋人でも楽しめる映画です!」と述べた。

受賞者一覧
最優秀賞:有田幸樹(ありた・こうき)9才
特別審査員賞:前田桜姫愛(まえだ・さきあ)3才
朝日新聞賞:(1)辻明日香(つじ・あすか)14才、(2)古米遥(ふるまい・はるか)18才
ディズニー賞:(1)金田仁美(かねだ・ひとみ)27才
       (2)木谷安憲(きだに・あんけん)49才、木谷隆太(きだに・りゅうた)8才、
       木谷文香(きだに・ふみか)5才の3名による共同製作

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