ピッチの中でも外でも、このようなことはなかっただろう。７日のチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント１回戦セカンドレグで、バルセロナFWリオネル・メッシはレヴァークーゼンを相手に、CL史上初となる１試合５ゴールを記録した。

カンプ・ノウにいた者や、テレビの前で観戦していた人たちは、目を疑ったはずだ。だが、それは彼らだけではない。『ツイッター』を使う者たちも同じだ。多くのメッシの同僚たちが、彼に賛辞を送っている。

マンチェスター・ユナイテッドFWウェイン・ルーニーや、オランダ代表DFヨン・ハイティンガは、「史上最高の選手」と絶賛。マンチェスター・シティMFナイジェル・デ・ヨングは「非現実だ」、アトレティコ・マドリーFWラダメル・ファルカオは「サッカーの試合なのか、プレステなのか、分からないね」と仰天している。ファルカオは「６ゴール決めていたら、ボールを２つ持ち帰ったのかな？」ともツイートした。

マン・ＵのFWマイケル・オーウェンは、「あらゆるベストプレーヤーのプレーを見たと言うほど、まだ年は取っていない。でも、メッシ以上のプレーをした者はいないと思う」とつぶやいた。『ツイッター』ではないが、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、次のように話している。

「私はそう若くないから、（アルフレド・）ディ・ステファノやペレ、（ディエゴ・）マラドーナを思い出すが、これほど強い選手は見たことがない。よりフィジカルに、ぶつかり合いが増え、より難しくなった現在のサッカーにおいて、メッシはこれまで世界に存在しなかった最高の選手だ。史上最高のプレーヤーだよ」

スペインのメディアもメッシを絶賛。『ムンド』は「神を信じる５つの理由」、『スポルト』は「別世界のメッシによる交響曲５番」、『ムンド・デポルティボ』はイタリア語で「マンマ・ミーア、なんというメッシ！」と伝えた。マドリッドの『マルカ』も、「レオ、君の足はあらゆる人間を上回る」と脱帽といった様子だ。