マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリは『ウオーモ・ヴォーグ』のインタビューで、「プレミアリーグを去るのはイタリアへ戻るときだけだ」と語った。この発言は、早ければ6月のイタリア帰国に向けて扉を開かせたと思われたが、ミーノ・ライオラ代理人はすぐにこの扉を閉めている。

ライオラ代理人は9日、バロテッリに『ラジオ・ラジオ』のインタビューを受けさせ、「メディアは好きに報じればいいけど、オレはシティと契約を結んでおり、シティに残るつもりだ」と話させた。さらに、ライオラ代理人は自らも発言。そのコンセプトは、「イタリアサッカーにとってバロテッリはビッグすぎる」ということだ。英紙『サン』がライオラ代理人のコメントを伝えている。

「インテルとミランが(カルロス・)テベス獲得に向け、2500万ポンド(約29億4000万円)を投資するのに苦労しているんだったら、どうしてバロテッリのために5000〜6000万ポンド(約58億9000万円〜70億7000万円)を支払うことができると考えられるんだ? それが彼の価値だからであり、彼はナンバーワンだからだ」

つまり、スーペルマリオはイタリアクラブの資金力の手に負えないということだ。ライオラ代理人はむしろ、近いうちにマンCとの契約延長もあり得ると話している。

「マリオはマンチェスターでうまくやっており、おそらくは契約を延長するだろう。私の感触としては、彼にとってイタリアへ戻ることは簡単じゃない。セリエAにとってはあまりにビッグになったからだ。彼を望むものは、彼にすべてを賭け、彼を歓迎しなければならない。(サミュエル・)エトーや(リオネル・)メッシ、(ズラタン・)イブラヒモビッチに対してそうするようにね」