18日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第3節で、リールと対戦するインテル。クラウディオ・ラニエリ監督は前日会見で、次のように話している。

「リール戦は重要な試合だ。我々は知的な試合をしなければいけない。結果を残すことが重要だ。勝つために全力を尽くす。イタリア国内での順位については、水曜から考えるよ。CLは重要なんだ。相手はフランスリーグで最もゴールを決めているチームであり、個々に優れた選手がいる。とても知的に、良いプレーをすることができるチームだ。だから、難しい試合が待っていることは分かっている。だが我々は、勝利への大いなる意欲を持って試合に臨むよ」

セリエAで17位と不振にあるインテル。この状況で迎えるCLの一戦となるが、ラニエリ監督は心配していないようだ。

「順位のことはまったく考えていないよ。気迫とクオリティー、意欲をもって、この状況から抜け出す。会長と話をしたが、その内容は明かさない。だが彼は、このチームを信じている。このグループのクオリティーを信じているんだ」

「チームが恐れを感じているとは思わない。もちろん、結果が出なければ、少し自信を失うのは普通のことだけどね。ひどい時期にあるが、これも過ぎ去っていくはずだ。物事がうまくいかないと、すべてが自分の望むようにいかないものだ。ネガティブなことが続くんだよ」

「だが、選手たちが練習で見せている気迫があれば、この状況からすぐに抜け出せるはずだ。自分たちが世界最強だったということは忘れなければならない。我々にはまだ、世界最強だったときのクオリティーがある。だが今は、別の状況、別の困難に直面している。それに立ち向かわなければならない」

ラニエリ監督とともに記者会見に出席したMFヴェスレイ・スナイデルは、このように話している。

「戦列に復帰できてうれしい。3週間も離脱していたのは申し訳なく思うよ。今は準備ができた。ピッチに立つのが待ち遠しい。6試合で勝ち点4と、チームの現状は良くないけど、でもシーズンは今から始めることもできる。勝利に勝利を重ねてね。それに、(ディエゴ・)フォルランがいないことを別にすれば、チームは選手たちを取り戻しつつあるんだ」

「でも、今はCLのことを考えよう。リーグ戦のことは水曜から考える。僕らはかなり相手を研究した。良い選手たちがいるね。僕らはピッチですべてを勝ち取った2年前と同じチームだ。この状況を心配してはいないよ。僕はこのグループを信じているからね」