日本の人気女性アイドル「AKB48」は20日、「24th シングル選抜じゃんけん大会」を東京・武道館で開催する。一方、中国ではこのほど、「AK98」なる美少女グループの登場が話題を呼んでおり、中国人のAKB48ファンからは、同グループの登場に対する、「わが国の恥」などの辛らつなコメントが飛び出している。

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 日本の人気女性アイドル「AKB48」は20日、「24th シングル選抜じゃんけん大会」を東京・武道館で開催する。一方、中国ではこのほど、「AK98」なる美少女グループの登場が話題を呼んでおり、中国人のAKB48ファンからは、同グループの登場に対する、「わが国の恥」などの辛らつなコメントが飛び出している。

 中国のインターネット百科事典「百度百科」によると、AK98(Angel Kiss98)は2010年、中国・浙江省杭州市の女子大生を中心とする美少女、約40人によって結成され、「A」、「K」の2グループで活動を展開している。メンバーはいずれもオーディションにより選出され、今後、98人まで増える計画だという。同グループは中国版ツイッター「新浪微博」公式サイトなど、インターネットを中心に活動を展開し、すでにオリジナル曲やドラマなども発表していると見られる。同グループのツイッターのフォロワーは、現時点で約13万人を超えており、人気の高まりをうかがわせる。

 一方、グループ名をはじめ、グループの体制、メンバーの衣装などが、日本の人気アイドル「AKB48」に酷似していると注目を集めている。中国のAKB48ファンが集う掲示板「AK98 tieba」では、「(同グループのプロデューサーは)AKB48なんて知らないから、パクリではない、などといっている。恥だ…恥。国外に恥をさらすとは」などというスレッドが「大荒れ」している。

 掲示板では、AK98に対する否定的な意見が多くを占め、「(酷似グループの存在は)中国では、十分ありえることだ」、「同じ中国人として恥ずかしい」、「国外にいるときは中国人とバレないようにしなければ…」など、ファンらの“思いつめた”様子が伝わってくる。しかし、「AK98がオリジナルだ!」、「スレ主、ウソつくな!」、「そんなにイヤなら中国に帰ってくるな」、などとAK98を擁護する意見も多数見られた。じゃんけん大会の結果ともども、中国発の「酷似ユニット」の今後の行方が気になるところだ。(編集担当:青田三知)