ベンチャー企業ではサービス残業はあたりまえ?
まだまだ会社として未成熟のベンチャー企業は、人員も不足で一人あたりの仕事量も多く、恒常的な残業状態に陥っている企業が大半です。残業のないベンチャー企業を探すほうが難しいですが、労働基準法で時間外手当をださなければならないのはベンチャー企業も同じです。

時間外手当も休日出勤手当も出ないケースがベンチャー企業では多く、時給に換算したら高校生以下だったケースも。ベンチャー企業はサービス残業が当たり前の風潮ですが、なんとかならないかと教えて!gooでも質問が上がっています。

ベンチャー企業にて勤務しております。が、困ったことに残業が

質問者noworkerさんの会社では、サービス残業はあたりまえ、仕事が終わるまで絶対に帰ることのできない雰囲気。質問者さんは「労働基準監督署に訴えるか、退職するか」で悩んでいます。

   「長時間労働については指針があります。これに抵触するようなら会社に申し入れをして、だめなら労働基準監督署にちくるとか。ま、しかしどちらにしても解雇覚悟ですね」(SaKaKashiさん)

   「ベンチャー企業に勤めること自体が、どこでもこうですよ。法律の話でなく現実問題として、訴えた社員は、会社からも管理職からも、場合により他の社員からも嫌がらせの対象になって辞めるようになるでしょう。人員を増やすより、『お前が残業しろ!』ということです」(nicedaysさん)

   「解雇にはしないかも知れないが、いられなくなる可能性は大きいです。基準局に訴えるのは匿名ですが、小さい組織では自然にわかります。その場合小さな会社では、逃げ場がありません。…それを法的に訴えても会社に勝つには膨大な時間と費用がかかります。残念なことですが、現実は大体このようなことです。残業込みでよい給料ならば、しばらくは我慢をすることをおすすめします」(yosifuji2002さん)

   「『解雇』『会社の秩序を乱す』これが会社の理論。みんな請求されたら会社は成り立たないから、嫌なやつを左遷させたり解雇させられる。これはもう当たり前の話…。だからサービス残業を計算して、2年間がんばって仕事して自分を『ご苦労さん』と言う気持ちがあるなら、その時点でサービス残業の未払いを訴えなさいって。もう辞めるんだから会社に未練はないよね。労働者なんて弱いよ…」(katyan1234さん)

■あまりにも無力な労働基準監督署

回答者の方の意見通り、労働基準監督署にとってサービス残業はあまり状態がひどくない限り、注意や一部立ち入り調査で終わりです。

なぜならあまりにも数が膨大すぎて、監督署も処理しきれないからです。労働者としては証拠を作って労働審判に訴えれば勝てる可能性は高いですが、その会社にはいられなくなるでしょう。

残念なことにどうしても「経営陣の意志=社風」になってしまうベンチャー企業では、「経営陣に反抗する=会社に反抗する異分子」と見なされ、会社から排除されてしまうのが現実です。完全に出世コースからは外れ、悪くすれば退職勧奨です。ベンチャー企業に勤務する際は、労働条件についての覚悟と事前調査が必須でしょう。

桜井 規矩之左右(Kikunozou Sakurai) →記事一覧

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