リオ・デ・ジャネイロ州選手権のフラメンゴ対バスコ・ダ・ガマ戦の試合前に、両チームのサポーターが衝突し、1名の死者で多数の負傷者が出ていたことが分かった。

最も深刻なサポーター衝突事件があったのは、リオのカンポ・グランデ。地元警察の捜査によると、最も危険なウルトラスグループたちが、インターネットを通じて“バトル”を予定したそうだ。最初の衝突後、事態はすぐに悪化し、ピストルなども持ち出された末、1名が銃器で死亡した。ほかにも5人の負傷者が出ている。

ほかにも、ニテロイでの衝突では、6名が負傷。特に激しい衝突があったようで、最終的に警察は102名もの人間を逮捕している。

一方、ギリシャでもAEKアテネが3−0でアトロミノスを下して優勝したリーグカップ決勝で、サポーターによる事件が発生した。すでにスタジアムには6万人の観客がいたにもかかわらず、チケットを持たない多くのファンが入場を試み、警察が催涙弾を使って押し戻すなど混乱が生じている。

AEKのサポーターがピッチに乱入したため、主審は9分間のロスタイムが1分を過ぎたところで試合を中断せざるを得なくなり、多くのファンがアトロミトス側の友人や家族がいたVIPスタンドめがけて爆竹を投げた。

ほかにも、ゾグラフォン地区では、AEKのサポーター300名がアトロミトスのサポーターグループを襲撃。交番も被害に遭い、パトカー1台が燃やされた。アテネではAEKとパナシナイコスのサポーターの衝突も発生。警察が催涙弾を使用する事態に発展した。また郊外の高速道路では、アトロミトスのサポーターがAEKサポーターの車に向けて投石している。