ミランは1日のセリエA第35節で、ボローニャにホームで1−0と勝利を収めた。マッシミリアーノ・アッレグリ監督にとって、あと1ポイントで優勝が決まることになったこの日の試合は、最高の形で終わったと言えるだろう。

今季初の5連勝を飾った指揮官は、「苦しい白星だった。だが、勝利に値したと思う。エネルギーの消耗が激しかったよ。勝てば、リーグ制覇を決めるか、ほぼ決められるということが分かっていたからだ」と語った。

インテルFWジャンパオロ・パッツィーニの劇的な逆転2ゴールにより、今節の優勝がなくなったミランだが、アッレグリ監督はむしろそれがミランの役に立つと話している。

「これで緊張感を高く保つことができるからね。我々は(次節ローマ戦)で1ポイントを獲得しにローマへ行く。ボローニャ戦ではケリをつけることができず、終盤にはCKからピンチも迎えてしまった。交代が遅かった? ただ変えるための交代は好きじゃないんだ。同点弾のピンチとなったのは、CKだけだった。大事なのは2点目を狙うことだったんだ」

「(アンドレア・)ピルロを途中で投入したのは、彼が違う形でボールをコントロールしてくれるからだよ。あまりにボールを失い過ぎていたからね。ピルロを先発起用しなかったこと? 4カ月の離脱というのはあまりに長い。今日は(マルク・)ファン・ボメルも(ズラタン・)イブラヒモビッチもおらず、変更するのに適したタイミングではなかったんだ。(クラレンス・)セードルフが中盤左サイドでのプレーメーカーという役割を、非常によくこなしてくれていたからね」

アッレグリ監督には初めて長いコールが送られ、クルヴァにはシンプルに「ありがとうアッレグリ監督」という横断幕も掲げられた。

「サポーターに感謝しなければいけない。今日の彼らが私にしてくれたこと、そして何よりもチームにしてくれたことについてね。物事がうまくいっていなかった最初から、彼らは近くにいてくれた。スクデットを獲得できるとしたら、全員によるスクデットになると思う」

最後に、アッレグリ監督は「ローマ戦ではイブラヒモビッチが戻ってくると思う。今週、彼が出場停止にならなければね」と冗談を飛ばし、「(アレシャンドレ・)パトについては様子を見る。(ケヴィン=プリンス・)ボアテングは少し筋肉が疲労しているだけだ」と続けた。