イタリア、ヨーロッパ、そして世界のチャンピオンとなったインテルが2日、ミラノ市から「アンブロジーノ・ドーロ」賞を授与された。マッシモ・モラッティ会長の義姉でもあるミラノ市のレティツィア・モラッティ市長は、モラッティ会長やその父親の故アンジェロ氏、そして故ジャチント・ファケッティ氏らを称えている。その一方で、モラッティ市長は「インテルは1909年3月に誕生しました」と発言。実際はその1年前に設立されており、周囲の人々の不満を誘ってしまった。

1月に加入した新戦力も含め、すべての選手たちがセレモニーで賞を受け取ったインテル。キャプテンのMFハビエル・サネッティは、チームを代表して次のように話している。

「この賞をくださったモラッティ市長とミラノ市に感謝している。インテルは素晴らしいファミリーであり、この賞にふさわしい。今日、モラッティ会長とともにこの場にいて、多くの勝利と感動を思い起こすことができ、チームメートたちも僕も誇りに感じている」

そしてもちろん、モラッティ会長もコメント。同会長はモラッティ市長やミラノ市に感謝の言葉を送り、「ミラノがインテルを誇りに思うことを願っている」と述べた。また、セレモニー後、同会長は次のようにも話している。

「これは名誉の賞だと思っている。インテルが自分たちのためだけでなく、ミラノ市のためにもたらしてきたことが報われた賞だとね。インテルはミラノであり、インテルのサポーターは常に真のミラネーゼ(ミラノ人)だと考えられているんだ」

「インテルは常にミラノのスポーツ界の誇りを代表してきた。ミランもよくやってきたけどね。いずれにしても、今現在を考えると、我々に幸福と勝利をもたらしてくれたことを再び手にしようとすることが我々の義務となる。私はそれを続けることができて幸せに思っているよ」