ミランが30歳のブラジル代表ロナウジーニョの市場価格を800万ユーロ（約８億6000万円）に設定し、タダでは放出しない考えを表明した。

今シーズン限りで契約が終了するロナウジーニョに対しては、古巣グレミオが、世界へ羽ばたいて行った同選手が母国でプロキャリアを終えられるようにと興味を示している。

グレミオ側はロナウジーニョを移籍金ゼロで獲得できる可能性に賭けているようだが、ミランはロナウジーニョ代理人との会談後にロナウジーニョを安価で手放さないとの方針を固めた模様。

ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は、フットボール・イタリアのウェブサイト上で「ロナウジーニョ獲得を狙う者は、誰であろうと800万ユーロを払わなければならない」と宣言し、ロナウジーニョのフリートランスファーの可能性を絶ってしまった。

このニュースに驚かされたのはグレミオだけでなく、パルメイラスやフラメンゴといったブラジルリーグの他クラブも同様だろう。もしロナウジーニョが海外のクラブへ目を向けるならば、ヨーロッパではリヴァプールといった選択肢が挙げられており、またアメリカのLAギャラクシーといったクラブへ移籍の可能性もあると報じられている。