ボローニャのクラブ売却が最終局面を迎えたようだ。マラス代表取締役によると、クラブはすでにコンソルテ氏とザネッティ氏にものになったという。同代表取締役は「昨夜(15日)、両者は合意に至った。今、私とコンソルテ氏は明日(17日)取締役会に向け、新たなクラブ構成を準備すべく動いている」と語った。

だが、コンソルテ氏の銀行である『インテルメディア』は、マラス代表取締役の意見とは違う主張をしている。『インテルメディア』は、交渉はまだ続いているところで、まとまってはいないと発表した。

一方で、現在のオーナーであるポルチェッダ氏は、コンソルテ氏とザネッティ氏にクラブを売却するという解決策に納得していないようだ。ポルチェッダ氏はローマでもう一つの交渉先、パルマの不動産業者ヴィットーリオ・カサレ氏と会っている。カサレ氏は『バークレイズ』銀行の資金を基にボローニャの買収に動いている。

いずれにしても、『セガフレード』社のザネッティ氏がクラブ買収のポールポジションに立っていると言えるだろう。だが、まだ売却劇は終わってはいない。