【中国ブログ】日本の小学生のサッカーから見えた「日中の差」
最近、中国のネット上で、ある動画が話題となっている。2009年に行われた全日本少年サッカー大会決勝・名古屋グランパス対新座片山FCの一戦だ。
「選手たちはまだ幼さの残る小学6年生。しかし、彼らのテクニックは驚くほど高く、パスのコンビネーション、攻守切り替えのリズムも抜群。小学生の試合だというのに、立派なピッチ上にはスポンサーの名前が入った看板が置かれ、スタンドからは大勢の観客が声援を送っている。ややもすれば、小学生の試合だということを忘れてしまいそうだ。」という感想をブログに綴ったのは、中国人ブロガーの草の世界（ハンドルネーム）さんだ。
小学生とは思えないハイレベルなサッカーを目の当たりにして驚きの色を隠せないという草の世界さんは、この動画を見て、日本サッカーと中国サッカーの「差」を感じ取ったようだ。「どうして中国代表は日本代表に負け続けるのか、どうして中国代表は年々弱くなっていくのか、という疑問に対する回答は、この動画が示している。中国サッカーは日本に比べ遥かに遅れているのだ。それを追い抜こうとするのは簡単ではない」と述べた。
広州アジア大会のサッカーでは、日本が男女ともに金メダルを獲得し、中国との差は歴然となった。草の世界さんは、そのように「差」がついてしまった原因は、中国サッカーのある体質が原因だと分析している。「サッカー賭博のために選手を利用する監督、不正や腐敗にまみれたサッカー協会、試合の勝敗は賭けの対象でしかない。このような環境で育ってきた選手たちは、選手としての誇りを失い、個人の利益ばかりを追求してしまっている」と指摘。
子供から大人まで一貫して環境の整備を進めている日本とは対照的に、不正や腐敗が日常となっている中国。そのような環境こそが、日本との力の差を生みだした原因なのだと推測したうえで、草の世界さんは、最後に「中国のサッカー協会幹部は、2026年または2030年のW杯招致を目指していると言っている。それが本心かどうかは分からないが、サッカー界の腐敗した状況が今後も改善されず、中国サッカーの低迷が続くとなれば、W杯を招致できたとしても、ただ恥をさらすだけではないだろうか？」と結んだ。（編集担当：畠山栄）
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