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インテルのマッシモ・モラッティ会長が、ベニーテス監督に最後通告ともとれるハッパをかけたようだ。モウリーニョ前監督からベニーテスが引き継いだ今季のインテルは、昨季三冠を成し遂げた面影なく、現在セリエAでは首位ミランと10ポイント差の5位、CLでは最終戦でブレーメンに0−3の惨敗を喫する始末で、おぼつかない足取りでグループ2位通過をしている。
 
インテルはクラブW杯のためアブダビへ向かい、金曜日にアル・ワハダと城南一和の勝者と戦う予定となっている。モラッティは次のように語り、ベニーテスにプレッシャーをかけた。 
「クラブW杯で、これ以上問題が噴出することを望んでいない。ベニーテスにはキャラクターを示してほしいね。そうでなければクラブW杯のようなコンペティションで勝利することはできない。ブレーメン戦にあのような形で敗れたことは残念だったが、私はあえてチームに何も言わなかった。選手たちがわざと負けたわけではないことはわかっているからね。現在のインテルは、障害を克服するだけの十分な力を持っていない。選手たちには自信を回復できるような心理的なサポートが必要だ。ベニーテスはチームが連動性を持って機能するようにしなければならない」
 
そして最後にこうも付け加えた。
 
「問題は負傷者の数ではない。我々のチームには偉大な選手がたくさんいるのだからね。それを言い訳にしてはいけない」

最後通告などと明言しないものの、明らかなるベニーテスへのプレッシャーであり、インテルにとって今回のクラブW杯はいろいろな意味で重要な大会となる。