サッカーのアルゼンチン前監督、ディエゴ・マラドーナ氏が3日、中国を訪れた。出発前の10月30日に50歳の誕生日を迎え、“ゴキゲン”で中国入りした同氏は、「中国チームは“眠れる獅子”だ」などとリップサービス、中国ファンを沸かせた。中国新聞網が伝えた。

 同氏による中国訪問は今回が4回目。訪問の日程は全10日間で、北京市、済南市(山東省)、東莞市(広東省)、合肥市(安徽省)での慈善活動をはじめ、落札価格20万元(約240万円)の「豪華昼食会」、アルゼンチン選手を率いた親善試合2試合(5日・済南、7日・東莞)などへの参加が予定されている。  同氏は中国に到着した際の記者会見で、「中国は、サッカーの分野では眠れる獅子だ。いつかきっと実力を発揮できる日が来ると信じている」などとリップサービスし、中国ファンを喜ばせた。

 一方、アルゼンチン・サッカー協会が、同国代表の監督にセルヒオ・バティスタ氏を正式に任命したことについては、「ここ1年、私は休むことなくずっと、アルゼンチン・サッカーのため、アルゼンチンのため、世界のために働いてきた。しかし、アルゼンチンの“マフィア”は私の苦労を理解していない」と協会を批判し、いら立ちを示した。

 このほか、中国サッカー・リーグの上海申花による、同氏への監督要請のうわさや、ほかのチームとの交渉などについて否定し、「私への監督オファーには、ものすごい額の契約金が必要」などとかわした。(編集担当:金田知子)



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