モータースポーツの最高峰、F1レースの公式戦が韓国で初めて開催されている。開催前から準備不足の急造コースと指摘され、コースの安全性を疑問視する声が挙がっていたが、サーキットの安全を守るためのセーフティーカーが走行中にコースアウトしてしまうという珍事が発生し、「やっぱり危ない」というイメージを増長させてしまった。ユーチューブ(YouTube)にその模様を撮影した動画が公開されている。

 これは「Formula1 2010 Korean GP Safety Car Off」というタイトルの動画。グレー色のメルセデス製セーフティーカーがメディカルカーとともにコース上を走行している。直線でセーフティーカーが加速して先行するメディカルカーを抜く。そしてカーブに差し掛かるが、セーフティーカーは車体が左右にぶれるとともにタイヤから多量の砂煙を吐いてカーブを曲がれずコースアウトしてしまう。

 コース上で発生した事故からほかの車を守るため、というのがセーフティーカーの存在理由のひとつで、近年はレースカーにひけを取らないほど高性能化している。そんなセーフティーカー自らが「安全」に走れずにコースアウトしてしまったというのは、やはりコースの安全性に不安があるということか。とはいえ、23日の予選は大きなトラブルもなく終了、24日午後には決勝が行われる。(編集担当:柳川俊之)



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