またも試合を決めたのはメッシだった。CL対FCコペンハーゲン戦で2ゴールを挙げていたメッシが、リーガ対サラゴサ戦で再び2ゴールを叩き込みバルサに勝利をもたらした。この2ゴールでメッシは今シーズン通算12ゴールとし、リーガでも5ゴールと好調を維持している。

 アウェイでサラゴサとの対戦となったバルサは、イニエスタ、ビジャ、ペドロの後ろにメッシが入り、2列目からエースが飛び出す形をグアルディオラ監督は選んだ。この配置がうまく機能し1点目が生まれる。42分、前線でビジャがディフェンス3人を引き連れドリブルを仕掛けると2列目から飛び出したメッシにパス。完全にフリーになったメッシが落ち着いてゴールを決めた。

 試合後にビジャのゴール不足について質問を受けたグアルディオラ監督は、「ビジャはゴールだけでなく、相手を引き付ける、相手ディフェンスとの駆け引きでスペースを作り出す動きをしてくれる」とビジャを評価している。

 メッシの2ゴール目は後半21分、イニエスタのシュートが相手ディフェンダーに当たりこぼれたボールを素早く叩き込み駄目押しゴール。これで対サラゴサ戦では通算8ゴール。得意の対サラゴサ戦で再びバルサを救ったエースのメッシがバルサを引っ張っている。

(スペイン通信)