ガンの特効薬00
ガンを宣告された場合、たとえ早期発見で助かる場合でも、手術や抗がん剤の副作用等を考えると身体への打撃は小さくありません。

また抗ガン剤も副作用が強い割に、延命効果が疑問視されるものが多いというのが現状です。

しかしながら、直接ガン細胞に働きかけて破壊するという、画期的かつ有望な治療薬の臨床試験が始まっているそうです。

 

現在は末期ガンを宣告された場合、残された余命をどう生きるか考えてしまうほどの深刻な病気ですが、新薬によって「お薬を出しておくので、半年くらいで治りますよ」と言われる時代がやってくるかもしれません。

現在使われている抗ガン剤は、全身に働きかけて成長を止めてしまう強い薬であり、その効果はガンのみならず、良いもの悪いもの体の成長全てをストップさせてしまいます。

そのため髪の毛が抜けたり感染症を引き起こしやすくなったり、大きな副作用をともないます。

そこにガン細胞だけを壊してくれる治療薬が出来るならば、医療の現場は大きく変わるのです。

そしてこの新薬ALN-VSPこそが、細胞に投入するとガンの成長を停止させる、まさに直接ガンだけに働きかけることができる画期的な治療薬だと期待されています。

人の細胞は、メッセンジャーの役目を果たすRNA(リボ核酸)がDNAの情報を細胞内の他の器官に伝えることによって、たんぱく質を生成しているそうです。新薬ALN-VSPは、ガンが生成するRNAの動きを阻害する働き(RNA干渉)を持つことで、ガンの成長を停止させるとのことです。

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赤いのがガン細胞。

すでに臨床実験が始まっており、昨年には肝臓ガン患者19人にALN-VSPを使用しガンの縮小に成功。さらに36名の患者を追加して臨床試験を進めるとのことで、早期の実用化が待たれています。

長い間特効薬のない病気として恐れられてきたガンですが、もしかしたら明るい兆しが見えてきたのかもしれません。

ガンを殲滅?RNAi治療が臨床実験される

らばQ【画期的なガンの新薬"ALN-VSP"、ついに臨床試験の段階へ…直接ガン細胞に働きかけて殲滅】より

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