南アフリカ・ワールドカップを戦っているフランス代表が嵐に見舞われている。天候だけの意味ではない。さまざまな問題が浮上しているのだ。今回新たに出てきた問題は、MFヨアン・グルキュフにまつわるものである。

フランス『Le10Sport』が報じたところによると、同選手は14日、チームメートたちとの朝食をボイコットしたという。この朝食は、レイモン・ドメネク監督が選手たちをまとめ、チームスピリットを生みだすために始めたものだ。だが、それは夢でしかないのかもしれない。

報道によれば、数カ月前からフランク・リベリ、ニコラ・アネルカ、ティエリ・アンリの重鎮3選手が、戦術的にもメディア的にもあまりに重視されるようになったグルキュフを外そうとしてきたというのだ。

そして『レキップ』によると、ドメネク監督は17日に行われるメキシコとのグループリーグ第2戦で、グルキュフをベンチスタートとし、フローラン・マルダを再び起用することで、重鎮たちを納得させることにしたという。マルダは守備の役割を求めたドメネク監督に抗議し、ウルグアイとの初戦で先発から外れている。

フランス右のアネルカ、左のマルダ、そしてリベリが1トップのアンリをサポートするシステムを採用するのではないかと見られている。