W杯開幕をちょうど1週間後に控えた4日、スイスのシオンで日本対コートジボワールの親善試合が行なわれた。

 試合開始から19分、コートジボワールのFWディディエ・ドログバが闘莉王の突進で右腕を負傷、スタジアム近くの病院に急行した。レキップ紙によると、尺骨の骨折と診断された。

 同紙はウェブサイトでドログバのケガの状態について刻々と情報を更新しているが、本人の口からW杯出場断念の意向を確認したという。コートジボワールのエリクソン監督は「ほんとうに困ったことだ。彼はチームの主将であり、世界最高のストライカーのひとりなのだから」とエースの欠場を嘆いている。

 アフリカで初めて開催されるW杯で、エトー(カメルーン)と並ぶアフリカ二大スターのひとりが欠場するとのニュースは大きな衝撃を呼びそうだ。