パレルモとの契約が満了となったMFファビオ・シンプリシオが、ローマへ移籍することとなった。パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長から提示された契約延長オファーを断っていた同選手は、数カ月前からローマ入りを約束しており、この度ローマと3年間の契約を結んでいる。

一方、1月からローマにレンタル移籍していたFWルカ・トーニに、ジェノア移籍の可能性が浮上している。夢かと思われた移籍だが、ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長が次のように述べており、現実のものとなるかもしれないようだ。

「我々はトーニに対して関心を抱いている。彼は我々のストライカーに合ったタイプの選手だ。我々は彼のことをとても気に入っている。問題は収支を計算しなければいけないということだ。我々にはやれることとやれないことがある。オファーは提示した。彼がどういう決断を下すかを見てみよう。だが、狂気の沙汰となるようなことはしない。ある程度のところまでだね。決めるのは私ではないよ」

問題はトーニの保有権を持つバイエルン・ミュンヘンとの交渉ではない。プレツィオージ会長はイタリア『スカイ・スポーツ』でこのように話している。

「サラリーだよ。かなりの金額だ。我々はできるところまでのことを言った。選手本人とは会っていないが、彼の代理人と話をしたよ。我々のオファーが受け入れられることを願っている。獲得に近づいているか? それは分からない。確率? 30〜40%というところだね。楽観的でも悲観的でもないよ」

ジェノアはトーニ獲得が実現しなかった場合、ローマMFジュリオ・バチスタへとターゲットを移すだろう。

「彼らが2人とも加わるということはない。彼らがコンビを組むなんてことはあり得ないだろう」