17日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、ボルドーがオリンピアコスに連勝しベスト8進出を決めた。

 リヨンにつづくボルドーの8強入り。フランスから2チームのCL準々決勝進出は、モナコとリヨンがそろった2003-04年以来。このときは、ディディエ・デシャン監督(現マルセイユ)率いるモナコがレアル・マドリー、チェルシーと撃破して決勝に進出した。

 ボルドーが欧州の舞台でここまで勝ち上がったのは、1984-85年のチャンピオンズカップ(現CL)準決勝進出、1995-96年のUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)決勝進出以来。この決勝のメンバーには、ジネディーヌ・ジダン氏がいた。

 フランスのCL特集番組(カナルプリュス局)でゲストコメンテーターを務めるジダン氏は、「コンパクトに守り、セットプレーに強い」とたたえ、古巣の久々の快進撃を喜んだ。

 ここまでCLで7勝1引き分けと好調のボルドーだが、気になるのは準々決勝の相手。試合後に司令塔のヨアン・グルキュフもローラン・ブラン監督も「バルセロナだけは避けたい」と語っていた。

 そのバルセロナが準々決勝進出を決めたシュトゥットガルト戦では、メッシが絶好調ぶりを見せつけた。カナルプリュスのスタジオでこの試合を振り返りながら、キャスターから “メッシ対策”を訊ねられたジダン氏も、「縛りつけておくしかないね」と“お手上げ”のようすだった。