3日の国際親善試合でイタリア代表と対戦するカメルーン代表には、インテルに所属するFWサミュエル・エトーがいる。同選手はアフリカ大陸で行われる2010年ワールドカップ(W杯)への気持ちを高く持っているようで、前回王者イタリアにも臆することはないようだ。

「アフリカで開催される初めてのW杯だ。僕たちもナイジェリアも南アフリカも、勝つことができると思うね。この3チームの中から優勝国がでたら、本当にうれしいよ。まぁ、それが難しいことは十分に分かっているけどね」

W杯に対する強烈なモチベーションをうかがわせたエトーだが、インテルでの戦いを軽視しているわけではない。

「週末のリーグ戦では、自分たちのリードを広げたいと思っている。チャンピオンズリーグ(決勝トーナメント1回戦セカンドレグ・チェルシー戦)では、ミラノ(ファーストレグ)でのパフォーマンスを繰り返せるはずだ。次のラウンドに進める可能性は十分にある。個人的には、4度目のアフリカ最優秀選手になりたいね」

また、チームメートのFWマリオ・バロテッリについても語った。

「ウディネーゼ戦で交代するとき、彼に何を言っていたかって? ああいう状況でみんなが言うようなことだよ。チームを助けるということさ。彼には素晴らしいクオリティーが備わっているけど、まだやるべきことはたくさんある。彼もそれは分かっているし、耳を傾けているよ」