10月18日のボローニャ戦からセリエAで負けなしと好調のナポリは、街中がこの快進撃に沸いている。この期間で順位を10個上げて4位となっている彼らを見たいと願う人は増えているようだ。

本拠地サン・パオロの平均観客動員数は46.852人。41.574人のミランを抜いて2位に浮上した。52.492人の平均観客動員を記録しているトップのインテルに迫ろうという勢いだ。

しかし、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、「驚いてはいないし、鼻にかけたりはしないよ。ナポリの人間がサッカーに情熱を持っていることが、再び示されたということさ。セリエC1(現レーガ・プロ1部)が始まるときに4万枚のチケットが売れたことを覚えている」と語り、ナポリのサッカー人気は以前からだと冷静に述べた。

一方、チームの不振とともに観客動員数でもふるっていないのが、ユヴェントスである。イタリア国内で人気のクラブと位置づけられているものの、ここまでの平均観客動員は23.928人で10番目だ。ローマ勢は上位3クラブを追う位置。4位ローマ(36.604人)、5位ラツィオ(33.326人)となっている。