ユヴェントスはMFチアゴをレンタル移籍でアトレティコ・マドリーへ放出する準備ができている。だがその前に、ユヴェントスは中盤に代役を探したいと望んでいるのだ。帳簿を均等にすべく、レンタル移籍で一人放出し、一人獲得するのである。そしてまた、MFモモ・シソコがアフリカ・ネーションズカップで離脱するからだ。さらに、マウロ・カモラネージの復帰には少なくとも2カ月を要する。そのため、ユーヴェは中盤の選手を一人必要としているのである。

名前が挙がっているのは、ジェノアMFアルベルト・サパテルとアタランタMFティベリオ・グアレンテだ。一方で、ラツィオMFクリスティアン・レデスマへの関心は別の話だ。グアレンテについては、昨夏にセビージャからの1000万ユーロ(約13億3000万円)のオファーが却下されている。確かに同選手の値段は下がっているが、今でも500万ユーロ(約6億7000万円)は下らないだろう。

そこで浮上するのがサパテルだ。ユーヴェの補強担当が彼を気に入っているのは、今に始まったことではない。ジェノアはボルドーからフェルナンド・メネガッツォを獲得する予定で、これがジェノアの首脳陣に半年間のレンタル移籍での放出を納得させることはあり得る。

一方で、アトレティコ・マドリーはチアゴだけでなく、ユーヴェDFクリスティアン・モリナーロにも関心を抱いている。彼にはこの数日、ゼニト・サンクトペテルブルクも公式に話を進めてきた。400万ユーロ(約5億3000万円)のオファーに加え、モリナーロはルチアーノ・スパレッティ監督と再会できるロシア移籍に好意的と言われる。ナポリは現時点で状況を見守っているだけのようだ。