21日のセリエA第13節でボローニャを3−1と下したインテル。試合から一夜明け、マッシモ・モラッティ会長が心配しているのは、ユヴェントスのことだ。より正確に言うと、12月5日のユヴェントス戦でDFマイコンが出場停止になる可能性があることを心配している。

マイコンはボローニャ戦の終盤ロスタイム、アイロルディ副審とのいさかいから退場処分となった。モラッティ会長はこれが「誤解」によるものだとしており、ユヴェントス戦に出られるべく、出場停止が2試合にならないことを願っている。インテル側は、アイロルディ副審がマイコンに「Vai(向こうに行け)」と言ったのに対し、マイコンは「Vai tu(お前が行け)」と言い返したのだが、それが「Fuck you」に聞こえたのだと主張している。モラッティ会長はマイコンについて、次のように語った。

「何が起きたかは分からない。私はスタジアムにいなかったからね。だが、マイコンは副審にスラングなど言っておらず、議論をしたのだと聞いているよ。誤解があったんだ。この誤解から出場停止になるとしたら、好ましくないことだろうね。彼がユヴェントス戦に欠場しなくてすむことを願っている。だが、私は出場停止にならないと思っているよ」

さらに、モラッティ会長はインテルが審判から有利な判定を受けているという声について、「ちょっとバカげていると思うね」と一蹴している。いずれにしても、ボローニャ戦の勝利に対しては満足しているようだ。

「美しい勝利だった。各選手だけではなく、チームが良いプレーをしたね。フィジカルが強い選手たちがいるという点がしばしば騒がれるが、私が今のインテルでとても美しいと思うのは、そのプレーだよ。昨日のボローニャ戦でも見せたように、チームはとても美しいプレーをしており、それが選手たちにさらなる自信を与えている。より確実に、より自信を持って、だからこそ昨日のように難しい試合でリーグを再開することもできるんだ」

最後に、FWマリオ・バロテッリが以前ミランのファンだったことを明かしたことについて、モラッティ会長は次のように話している。

「単なる冗談さ。マリオはピッチの中でも外でも、挑発する子なんだよ。そして、とても気の良い男なんだ。彼がああいうプレーをするのは、そういう性格だからだ。チームメートたちは彼に対し、モウリーニョ監督のようにしているよ。つまり、やや厳しくしつつ、やや友人として対応している。正確なルールはないんだ」