インタビュー:田中圭「“こういう役しか出来ない”と思われてしまうのは嫌」
――様々なミュージックビデオを制作している、中野裕之監督らしい映像美と言いますか、圧倒的な世界観でした。完成した作品を観て想像と違うな、と感じた箇所はありますか?
田中:もう、全部ですね! 本当に。撮影中はどの部分を撮っているのか、例えば表情を中心なのか、アクションを“ひき”で映しているのかが全然分からなくて。なので、驚きの連続でした。素直に感動しましたし、想像を超えていましたね。――田中さんは、撮影で疲れた時何をして気分転換をしますか? 今はまっている事はありますか?
田中:ゴルフの練習をすること。実際にコースに出たのは一度しか無いんですけど、上手になりたいし、楽しいのでゴルフバーに行ったりしています。体を動かすと気分があがりますね。――公開待機作の「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」でも、野心家で、腹黒い役を演じていますが、クセのある役が連続していることについてどう思いますか?
田中:確かに続いていますね(笑)。すごく光栄だと思っています。役者として「こういう役しか出来ない」と思われてしまうのは嫌だし、同じクセのある役でも必ず違いはあるし。「ブラック会社」も、まだ僕完成版を観ていないんですけど、撮影自体めちゃくちゃ面白かったので楽しみですね。ものすごく嫌なやつだと思いますよ、俺(笑)。この桜丸という役も、俺にとって大事な挑戦なのでぜひ劇場の大スクリーンで楽しんで欲しいですね。「TAJOMARU」ストーリー
文武に長け、兄を敬い、将来を約束された畠山家の次男・直光(小栗旬)には、阿古姫(柴本幸)という許嫁がいた。しかし将軍義政(萩原健一)の酔狂と、兄・信綱(池内博之)と家臣桜丸(田中圭)の裏切りによって、二人の運命は急転し直光と阿古は畠山家を追われることに。
命からがら山中に逃げ込んだ二人は藪の中で大盗賊の多襄丸(松方弘樹)に襲われ、不意をつかれた直光は意識を失う。激しい痛みの中意識を取り戻した直光が目にしたものは、多襄丸に犯された阿古の姿だった。なおも言い寄る多襄丸にあろうことか、阿古が発したのは、今ここで直光を殺してくれたら一緒についていくという言葉。阿古との愛に生きようと全てを棄てた直光はショックを受け、多襄丸の隙をついて逃げ出す阿古を呆然と見送る。そんな阿古を追おうとする多襄丸を直光は殺めてしまう。
死にゆく多襄丸から直光は、多襄丸の名を継ぎお前の人生を自由に生きてみろと浪切の剣を託される。そして直光は新たに「多襄丸」として生きていくことを決意するのだった。
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