MFアレクサンデル・フレブは、インテルではなく古巣シュツットガルトでのプレーを望んでいる。このためバルセロナは、インテルに対して500万ユーロ(約6.6億円)を追加で支払うことになるようだ。トップ下としてフレブを計算していたインテルだったが、これにより新たな選手を探す必要がでてきた。候補者はFWアントニオ・カッサーノ(サンプドリア)、MFデコ(チェルシー)、MFヴェスレイ・スナイデル(レアル・マドリー)だ。

フレブのインテルへのレンタル移籍は、土壇場で消滅することになりそうだ。フレブは以前からインテルへの移籍に困惑していると話しており、アーセナルに移籍する前に所属していた古巣シュツットガルトへの移籍を希望している。

インテルからFWズラタン・イブラヒモビッチを獲得したバルセロナは、見返りとして4600万ユーロ(約62億円)+FWサミュエル・エトー(完全移籍)+MFアレクサンデル・フレブ(レンタル移籍)を譲渡するつもりだったが、フレブのインテル移籍が消滅するため、追加金として約500万ユーロを支払うつもりだという。

フレブの加入が消えかけている今、ふたたびインテルは移籍マーケットに目を向けることになる。補強ポイントはトップ下だ。トップ下の選手といえばこれまでカッサーノ、デコ、スナイデルなどの名前が挙がっていたが、彼らの獲得を再検討するだろう。例えば余剰戦力のFWダビド・スアソやDFネルソン・リバスなどを移籍交渉に加えれば、マッシモ・モラッティ会長が強く望んでいるカッサーノを手に入れられるかもしれない。