アルビオルのプレゼンテーションを終えたR・マドリー。ベンゼマの獲得も明らかとなり、どんな大物が次の新加入選手となるかが注目されている。カカー、C・ロナウドも加え、外国人選手はすでに3人を獲得していることから、これまで交渉を続けてきたアルベロア、シャビ・アロンソといったスペイン人選手の獲得に動くとされるが、そんな中、移籍の可能性が無いとされていたバレンシアのシルバが再び獲得候補に浮上した。

 R・マドリーは数週間前、バレンシアのアルビオル、シルバ、ビジャを揃って獲得すると言われていたが、ビジャとシルバはバレンシア側が売却しないと発表したことで、両者はリスト落ちしていた。しかし、ここに来てアルビオル移籍交渉により両者の関係は改善され、財政面で難があるバレンシアは、シルバも売りに出す可能性があるのではないかと一部で報道されている。

 もしシルバがR・マドリーへ移籍するとすれば、その移籍金は2000万ユーロ(約27億円)または2500万ユーロ(約33億7500万円)、5年契約となるようだ。ビジャがバルサ移籍間近と報じられることから、やはりバレンシアにとって生き残る道は選手を売り出すことしかないのだろうか。そうなればシルバのR・マドリー行きも非現実ではない。シルバもアルビオルのようにバレンシアからR・マドリーへと活躍の場を移すかもしれない。

(スペイン通信)