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ガジェットものからゲーム、ネットの話題など幅広く手がける大手ニュースサイト『GIGAZINE(以下、ギガジン)』にトレビアンニュースが取材を決行!
この日はあいにくの雨だったが、なんとかの事務所にたどり着いた。
今回インタビューを受けて頂いたのはギガジンの編集長である山崎恵人氏だ。ギガジンの今まで知らされていなかった秘密が聞けるかもしれない!
インタビューは前半と後半にわけて公開するぞ。まずは前半からご覧頂きたい。


■常時書いている記者は3人 実際は二桁もいる
記者 おねがいします! ギガジンさんは最も有名なメディアですが、記事作成は何人くらいで行っているんでしょうか?
山崎恵人氏(以下、山崎) 記事作成に関しては全員がフルに対応できないので、始終書いてるのは3人くらいですね。実際には記者・編集・システム担当など、全員を合わせればは10人近い人数がいるのですが、それでも記事を書くことのできる全員が一斉に全力でバリバリ書いて……といったことはないです。
記者 それは外部のライターも含めてですか?
山崎 定期的に記事を書いてもらっているとか、個別に契約しているという意味での外部ライターはゼロです。そのあたりはほかのブログメディアと完全に違います。コストが掛かっている理由は全員正社員で雇っているからですね(笑)。
記者 派遣も雇っていないんですね。
山崎 完全に記事の作成は編集部内で完結しています。ギガジンの記者と編集はライター出身者が「ゼロ」なんですよ。経験あるのは僕くらいで。
記者 じゃあ紙メディアをやられた方も居ない?
山崎 紙メディアを経験したのも僕だけですね。僕自身雑誌畑出身ですので。
記者 記者の方は地方に居たりするのでしょうか。
山崎 基本みんな大阪にいます。昨日なんかもちょうど東京へ出張で取材に出かけたところです。東京に拠点を置いているわけではないため、全てを取材できないということも多々あるんですよ。あと率直に言うと、取材してもページビューが取れるわけじゃないので「記事にしたらページビューが増えるだろう」というように期待できるもの以外は取材に行きませんね。
記者 相当ネタとして大きい物でなくちゃ行かないんですね。
山崎 ネタとして大きいか、今後記事として成長するかですね。単純計算して東京まで2人で行ったとしたら、往復分のコストに見合わないといけない。


■かなり強まっているブロガーにはギガジンへ是非とも来て欲しい!
記者 今数々のサイトに記事を提供していると思うのですが、はてなブックマークとかそのほかのソーシャルブックマークは意識したりします?
山崎 僕が1人でやってる頃は、はてなブックマークに「ギガジンはこんな風にして記事を作っているに違いない!」みたいなのがあると読者から教えてもらったのですが、実際はそういう作り方はしていなかったわけです。むしろそれがヒントになって「こんな良い方法があるのか!」っていうことで参考にしましたね(笑)
記者 意識しているニュースサイトってありますか?
山崎 仕事中は忙しすぎてまったく見る暇がないです。時々読者さんから「あのブログとネタが被ってますね」と言われるのですが、たまたまだったりするんですよ。 あと、ヘッドラインの担当者はいろんなところからニュース記事を引っ張ってくるわけですが、どこかのサイトをひいきしたりはしないですね。
記者 ニュースブロガーが最近目立つ中でそういったブロガーのことはどう思いますか?
山崎 大手アルファブロガーさんみたいにかなり強まっているプロのブロガーであれば、ギガジンの編集部員として十分にやっていけるレベルだと考えています。そういう人は是非ともギガジンへ来て欲しいですね。ギガジンはWeb2.0というよりWeb1.0のままでやってますから。見ての通り、何かトリッキーなことをしているわけでもないですし。
記者 ギガジンをはじめて何か変わったことってありますか?
山崎 ライブドアに記事を提供しはじめて2年以上が経過し、もう3年目になると思うのですが、徐々に変化はしてきていると思います。ただ、ある日突然「変わったぞ!」というのは無いですね。トレビアンニュースさんも徐々に変わってきていると思うのですが、急に180度ガラっと変わるって事は基本的にないと思いますね。


■ネタ探しは記者の裁量 読者が作り上げる記事?
記者 ネタはどのように探すのか気になるのですが。
山崎 わかんないですねえ(笑)。それぞれの記者によってバラバラなので一概に「コレ」と言ったのは無いです。
記者 掲載時に選ぶのが山崎さんなのですか?
山崎 いえ、選んでないんですよ。それぞれの記者が載せた方が良いと思ったら掲載する。
記者 では、掲載基準も記者の独自の判断になるのでしょうか。
山崎 そうです。だから「なんでこんなのが載ってるんだ」という著しい偏りがあったりするのはそれが理由です。
記者 一応目を通すけど裁量に任せるといったところですか。
山崎 ですね。あと、印刷物ではないので掲載後にいくらでも修正ができるのもネットのいいところです。また、読者から誤字脱字指摘があった場合もちゃんと修正します。一応上から下まで読むのですが、プロの校正では無いので100%確実にミスを一発でつぶすのは難しいですね。印刷物の場合は一度印刷してしまうともう二度と修正が効かないから、プロの校正さんが誤字脱字修正や内容確認を厳密に行うわけです。ウェブはあとで変えることができるのでそこまで厳密にやる必要はないのではないかと。ただ、「あとで修正することができるから、初出の段階では完璧ではない」という行為そのものが信頼性の欠如だというのなら、そうなのだろう、としか言いようがないですね。個人的には、一度掲載すれば容易に修正することができない紙媒体や、よっぽどの場合でないと訂正の放送もしないテレビよりも、ネットの情報は最終的にはずっと信頼性が高くなると考えています。最初はミスが多くても、Wikipediaのように修正を繰り返していけば段々と信頼性は上昇していきます。ギガジンの場合は、読者が間違いを発見すればそれをギガジンに連絡し、編集部がそれを受けて修正することによって、情報の信頼性を上げていきます。時間の経過とともにその記事の間違いは減っていくはずなので。つまり、ギガジンの信頼性は読者が補ってくれている、という形になっています。


■クレームは意外なものに来る 広告モデルは想定内
記者 クレームとかって来たりします?
山崎 意外な記事にクレームが来たりしますね。例えばご飯を食べてる記事に対して「そんなご飯ばかり食べてる記事を書くな」とか(笑)。みなさんが考えてるようなクレームじゃなくて想像だにしないクレームが来たりします。 昔に比べれば意見を表現する場はネット上にいくらでもあるので、段々と減っていくんじゃないかなと思いますね。
記者 トラブル関連はありますか?
山崎 トラブルは山のようにありますね。ただそれを1つずつ処理しているからこそ、今もこうしてギガジンがネット上に存在しているわけです。
記者 今は広告収入がメインだと思うんですが、それ以外は?
山崎 ライブドアニュースさんにも記事を配信してることからもわかると思うのですが、記事配信料ですね。それ以外は無いです。
記者 基本、記事を書いて収入を得ている?
山崎 ですね。よく「ギガジンは一体どうやって儲けているんだ?」とか言われるのですが、サイトを見て頂いた通り、としか言いようが無いです。決して複雑なビジネスモデルではないわけです。ただ単純に、記事を配信します、広告を売っています、しかありません。

と、前半は記者体制の話からネタ探し、クレームの話まで聞くことができた。
意外と大阪にとどまっているギガジン編集記者だが、たまに取材でギガジン記者と会うことがある。今度会った際は挨拶したいと思う。

後半はさらに突っ込んで、ギガジンが始まるまでの話や電源周りの話を紹介したい。

関連記事:後半の記事
参照:ギガジン

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