ケープタウンのミチェルズ・プレインというタウンシップで、10歳の少女が女の子を出産したことがわかった。相手は21歳になる少女の叔父。彼は少女強姦の罪で起訴されている。


先週の月曜日、少女は病院で女の子を出産した。赤ちゃんの名前はまだ決まっていないそうだ。少女の母親や祖母は「母子共に健康だ」と安心している。10歳の子が出産したということで、少女の家族は肩身の狭い思いをしているが、家族が支え合っていることを強調。一方、近所の住民はあまり快い思いをしていないようだ。

少女の妊娠がわかったのは、少女が病気だと思って母親が病院へ連れて行った際に判明した。近所の人によると、少女は恥ずかしがり屋で、いつも家で1人で遊んでいるような大人しい子。宿題をせずに外でいつまでも遊んでいるような他の少女たちとは違っていたそうだ。そんな少女の妊娠のニュースは家族が必死に隠していたにもかかわらず、山火事のようにあっという間に広まり、少女の通う学校でも知らない人はいないほどだった。

少女の出産ニュースに近所の人たちは、「秩序がかき乱された」と不満げだ。なにせ、自分たちの子供や孫にもそういう危険が近くにあることを身に感じたからだ。
「5人の孫を面倒見ているが、もし孫たちが同じ立場にあったらどうしていいかわからない。」
「最近の子供は成熟が早い、昔以上に子供を見張っていなければならない。」
「精神的にも肉体的にも経済的にも発達していない子供が出産をして、その後どうするつもりなのか?」
など心配の種が尽きない。

妊娠当初、少女は21歳の叔父に恋をして性的関係を持ったと報じられていたが、祖母はこの報道を否定、真相はわからない。しかし、例え恋に落ちた結果だったとしても、南アフリカの法律では「16歳以下の少女との性行為は、少女強姦の罪」になる。叔父は先週裁判所に現れたが、少女の出産により裁判は7月まで延期されることになった。赤ちゃんが本当に叔父の子であるのかDNAテストをするためだ。叔父は依然拘留中の身で、自分の娘との対面はまだまだ先のようだ。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)

【関連記事】
東京より物価が高い国がアフリカに!世界一物価高の国アンゴラ。
殺人か自然死か?謎だらけの最高裁代理死亡(南ア)
医師や消防署まで!刑務所から凶悪犯脱獄の恐怖も。ストライキ続出で混乱を極める国(南ア)
路上の難民に悪臭液体を噴射。加熱する難民排斥の声。(南ア)
南アフリカ新大統領に向けられる厳しい視線。
-ITからセレブ、オタク、事件・事故まで。スルーできないニュース満載-
TechinsightJapan(テックインサイトジャパン)はコチラから!