アヤックスは2日、レアル・マドリーがオランダ代表FWクラース・ヤン・フンテラールと契約した事実はないと明言、マルコ・ファン・バステン監督は、フンテラールが少なくとも今季末まではチームに残ると自信を見せた。

 スペインのメディアは、マドリーがフンテラールと合意に達し、あとはアヤックスの決断次第と報じたが、アヤックスのコロネル会長とファン・バステン監督は共にこれを否定した。

「くだらないね。契約は存在しないし、我々はなんらの契約を結ぶつもりもない」とコロネル会長は話した。一方で、「今はばかげた話だが、だからといって、移籍があり得ないということではない。はっきりさせておきたいのは、この件に関して主導権を握っているのはレアル・マドリーでもメディアでもなく、アヤックスだということだ」と付け加えた。

 また、ファン・バステン監督は、「フンテラールについて、今日はなんらの交渉もなかった。何も伝えることはないよ。もし、私が決められるのなら、フンテラールはシーズン終了までアヤックスにとどまるだろう。この夏、移籍の噂が浮上したときも、我々は同じことを言った。今でもそう思っている。ただ、どの選手にも値段はつくものだ。来夏になれば、フンテラールとの契約期間は残り1年になる」と話し、来夏の移籍の可能性について触れながらも、「ただ、今は冬の移籍市場の話になっている。それについては彼はアヤックスにとどまると思う」と話した。