いつもの行動をちょっと意識するだけで簡単に老化予防できる!?

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今年からメタボリック診断が必須となり、ますます健康への関心が高まっているが、gooランキングの「メタボリック・シンドローム対策のために心掛けていることランキング 」によると、肉より野菜を多く取るが1位、食事は腹八分目でやめるが2位といずれも食事制限を行うことが多いことがわかった。

しかし食欲を抑えるのは至難の業。その対策として「よく噛むこと」が効果的だと聞くが、それいだけではなく噛むことの効果は老化防止にもつながるというのをご存知だろうか。

まずは気になる美容面。咀嚼することで満腹中枢が刺激され食欲がコントロールされることは説明するまでもないが、噛むことで顎顔面や筋肉の発育が促され、表情豊かで小顔効果が期待できるのだ。食欲も抑えられ、自然と顔も小さくなるとは一石二鳥。

そして食べ物をよく噛むと胃腸の表面積が大きくなり、消化酵素による分解効率がよりアップするので胃腸が丈夫になるのだ。というのも、アミラーゼなど、唾液に含まれる酵素は、食べ物の消化を助ける大切な成分。よく噛んで食べるほど、胃腸の負担は軽くなるので、食べ物をおいしく感じられ、会食を心から楽しむことができるというわけだ。

そして脳の老化予防にも咀嚼が一役買う。咀嚼することで脳に刺激を連続的に伝え続け、脳が活発に機能するからだ。よく眠くなるとガムを噛むということを聞くが、これは理にかなった方法。また反射神経が鋭くなり、記憶力、認識力、思考力、判断力、集中力、注意力まで高まるとか。

噛むだけで老化が予防できるのであれば、今すぐにでも実行できそうだ。普段から意識して硬いものを食べるようにしたり、良く噛むようにするのはもちろん、手軽に咀嚼する機会を増やすのにピッタリなのがガム。手軽に食べられる上、最近のガムは咀嚼を目的にしたものがあって、普通のガムより噛みごたえがあり、味も長続きするものや、歯にくっつきにくいものなどがあるので自分の好みに合ったものを探してみるのも一考だ。

急に無理な食事制限をしたり、激しい運動をしたりするのではなく、簡単にできる「噛む機会」を増やしてみることからはじめて、心身ともに若々しい自分を目指してみてはいかがだろうか。(木村亜由美)

■関連リンク
カムパワー

▼参考サイト
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