◆ミドル級3分×3R
ジェレミアー・メトカールフ
Def. 2R59秒 by リアネイキド・チョーク
レイモンド・ダニエルズ

チャック・ノリスが主宰する、ワールド・コンバット・リーグという立ち技の舞台でのキャリアは文句なし。スポーツ空手界のナンバーワン・ファイター、ザ・リアルディールという異名を持つダニエルズだが、MMAでの実力は全くの未知数だ。キャリア8勝4敗のメトカールフは、いきなり胴タックルからダニエルズをケージに押し込む。ダニエルズの足の甲をスタンプするメトカーフル、ケージを背にしたダニエルズの腰をコントロールしテイクダウンに成功する。

ダニエルズが見せたギロチンを抜けると、ハーフからパウンドを落とすメトカールフ。体全体の力を使って暴れるダニエルズだが、首をコントロールされマウントを奪われる。と、速射砲のようなパウンドを浴び続けたダニエルズは、3分という試合タイムに救われた。

2R、またも開始早々にテイクダウンを奪われたダニエルズは、圧倒という間にマウントを許してしまう。肩固めから、マウントへ戻ったメトカールフは、下からパンチを放ってくるダニエルズの顔面に容赦なくパンチを落とし続ける。そのまま三角絞めに入ったメトカールフは、体を捩って逃げようとしたダニエルズからバックを奪うと、そのままチョークへ。

まるでホイス・グレイシー時代の打撃ファイターのごとく、全くMMA対策をしていなかったダニエルズは、成す術なくタップアウト。語るに足らない厳しい現実を見せつけられることとなった。

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