■第9試合 ライトヘビー級／5分3R
マット・ハミル　vs　ティム・ボーテッシュ
○[2R1分25秒／TKO]×

TUF3出身、耳が聴こえないハンディキャップを克服し、確固たる地位を確立しているハミル。テイクダウンに成功すると、すぐにパスガード。続いてハーフガードからエルボーを落とす。ボーティッシュも下からエルボーを狙うが、効果的な攻撃は出せない。ここでレフェリーがブレイクを命じ、試合をスタンドへ。

重いパンチを放つボーティッシュ、右ローキックを織り交ぜながらスタンドで攻勢を握ろうと積極的に攻める。負けじとアッパーを見せるハミルだが、両者の距離はなかなか縮まらない。アッパーは空振りに終わったが、直後にヒザ蹴りをヒットさせたボーティッシュ。ハミルもフックとアッパーを連打で放っていく。ややスピード感に欠けた展開のまま1Rが終了した。

2R、ボーティッシュがいきなりラッシュをかけると、ハミルはハイキックを放った際にバランスを崩しキャンバスへ。すぐに立ち上がったハミル、ボーティッシュは片足タックルを仕掛けたが、そのまま両膝をキャンバスにつき、動きが鈍くなる。チャンス到来とばかりに、四つの状態のボーティッシュにパンチを落とし、たまらず腹這いになったところで正面から重いパウンドを落とすハミル。最後はマウントを奪い、拳を落とし続けたところでレフェリーが試合をストップした。

2R1分25秒、ハミルがTKO勝ちを収めた。手話通訳を介して、勝利者インタビューを受けるハミルに観客席から大きな歓声が寄せられた。

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