3月9日(日)名古屋市瑞穂陸上競技場発で行われた、名古屋国際女子マラソンは、21歳の新鋭、中村友梨香(天満屋)が2時間25分51秒のタイムで初優勝を果たした。

注目を集めた、2000年シドニー五輪金メダリスト高橋尚子(ファイテン)は、北京五輪代表枠を懸けた決意のレースに挑むも、9キロ付近でまさかの失速。結果は、2時間44分18秒の27位に終わった。

レース後には、昨年8月に右膝半月板の切除手術を受け、満足な練習が出来なかった悔しさを明らかにした高橋だったが、ロサンゼルス五輪に出場、現在はスポーツジャーナリストとして活躍する増田明美は、こう分析した。

フジテレビ系列、朝の情報番組『めざましテレビ』に出演した増田は、高橋のレース内容について「身体が違った。(本来)Qちゃんは、練習に6ヶ月かけるんですけど、手術をしたのが7ヶ月前。ちょっと(先頭集団の)ペースが上がった時に対応できなかった」と説明し、司会者から「半月板切除手術を言わなかったのは?」と聞かれると「Qちゃんらしいですね」と話した。

また、優勝した中村友梨香については「路面を撫でる。キック力は強くないけど、ロスの少ない走り」と評価した。
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